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5月5日は、日本の祝日のひとつ。この日は、「こどもの日」と呼ばれ、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」として、第二次世界大戦後に祝日として制定されました。「こどもの日」は、“端午の節句”ともいわれていますが、これは江戸時代に五節句(※1)として5月5日を公的な行事の日と定めたときの名残です。“端午の節句”は、中国の古い故事や、毎月はじめのうし丑(※2)の日に行っていた日本の古い行事をまとめて定められたと言われています。現在では、4月終わりから5月にかけての大型連休の一日にあたり、子供のためのイベントなどが広く行われています。 笹で巻いた米を蒸して作る“ちまき”は、今から2300年ほど前、中国の戦国時代に楚(そ)の国にいた、屈原(くつげん)という愛国心豊かな政治家が、陰謀から失脚して入水自殺をしたときに、民衆が屈原の無念を鎮め、亡骸を魚に食べさせないために、笹の葉に巻いた米を投げ入れたのが由来といわれています。また、その屈原の命日が5月5日だったため、その日にちまきを食べるという風習になりました。
このように、愛国心豊かな偉人を祭り、季節の変化に体をいたわり、子供の元気な成長を祈る昔の人々の想いが、こどもの日には込められています。現在、こどもの日は、先人の自然の中で生きる知恵と、日々の生活で見落としがちな家族や身近な人々のことを思う節目の日として、日本の文化を代表する行事のひとつとなっています。
※1節句・・・伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日のこと。 |



さらに、木・火・大地・金・水を表す5色(青赤黄白黒)の吹き流しを飾ることで、子供の無事な成長を祈る昔ながらの風習が、江戸時代になって、威勢の良い「鯉の滝登り」をイメージする“鯉のぼり”を「子供が元気に育つように」と飾るようになったようです。兜や鎧を着た“五月人形”が飾られるようになったのもこの頃からです。餡の入った餅を柏の葉で包んだ“柏餅”は、柏の葉が、新芽が育つまで落ちないことから、子孫繁栄の縁起を担いで、江戸時代に端午の節句のお菓子として広まりました。